ロジカル? 論理的? クリスマスに,そんなもの,どうでもいいか.思うまま,多少,文章として,おかしくてもいい.素直に,書き直さずに,今感じていることを書いてみるのもいいかも.無責任かもしれないけど,飾らない文を残すこともたまには,(いつも???)いいのでは.そんな感じで書いてみます.

今年一年を振り返ると,静かに,でも確実に,会社が「らしく」なってきたと感じる.会社の一人一人の歩み,そしてその足音が,いつしか同期し,ここちよいリズムを刻むようになり,チームとしての一体感が生まれ始めた.足し算だった動きが掛け算に変わっり,流れや空気を読んで,絶妙なタイミングで変調し,何かのセッションのように個と全体の調和が絶妙に取れて来たのではと.

本当に,ありがたいし,感謝の気持ちだ.

今年の前半で,OwlCareのPOCが終わったのは,大きな節目だった.後半で,ようやく基礎が固まり、これから築き上げる大きなものに向かう準備が整った.そんところのような気がする.前を見ると,ようやく山道の入口が,,,,まだ入口か,,,山頂はどんな景色なんだろう.この先,まだ長い.でも,このチームだったら山頂まで行ける気がする.これまで見たことのない景色を見れる気がする.

とはいえ,来年はどうするのか.これまでの基盤をより固めつつ,視野を広げる年だと思う.介護現場の笑顔を作るために,DXで,当たり前を当たり前に出来るを目標にこれまで動いて来た.来年は,その先の問題,医療と介護の現場で静かに存在する問題を掘り起こし,いや,これから出てくる問題をしっかりと見据え,それら解決するための基盤作りを始める年だと思う.これまでサイロ化されていたデータを繋ぐだけでも意味がある.医療・介護・生活のデータがつながれば見えなかった景色が見えてくる.ただ,単にデータを繋げればいいと言う話ではない.解決するべき問題を見据えて,データを拾い,そして繋がないと.派手さはないけれど,確実に役に立つものをつくるためにも.

すごく信頼の出来るVCのキャピタリストが,僕らの製品は,キラキラしていない,斬新でもない,でも,みんなが必要としてる.そんなものだと思うと言っていた.「ポストイット」みたいな.最初は,「ポストイット?」と思ったけど,確かに,誰もが使っていて,仕事や生活のなかに,”必ずある”.確かに,そんな存在が僕らの正しい在るべき姿なのかも.目立たない.でも,生活に寄り添っていて必ず存在している――そんな仕組みを形にしたいと思う.

少子高齢化という言葉に飲み込まれるのではなく,それを新しい時代へのチャンスと捉えられるような社会をつくる.キラキラしてものをめざすのではなく,当たり前のものが,当たり前に機能して,よりそうようなものを.それが僕らの役割だと思う.そして,未来を見据え,目の前の現場を見失わないように.

孫の世代が「あの頃,こんな取り組みがあったから今があるんだよね」と話をしてもらえるような仕事をしたい.でも、言葉にすると,,,なんて軽いというか,なんとも野暮だなぁ

今年一年、よくやったとEMC Healthcareに言っておきたい.苦しかったとも思う.楽しいより,大変.会社も個人もいろいろ,苦難に向き合って,乗り越えた一年.でも,会社を支えてくれる,素敵な人たちに恵まれ,本当にありがとい.そして、来年も,淡々と,でも確実に.少しだけ,控えめな自信を心に秘めらながら皆んなで進んで行ければ.未来に向かう一歩は、意外と静かなもんなんだろうなと思う.